アダルトビデオ(AV)出演被害の背景には貧困や性犯罪、性暴力がある――。14日に内閣委員会で可決したAV出演被害防止・救済法は、問題の根本解決のために国と自治体は必要な支援をする、と盛り込まれた。ただ、性暴力の被害をへて、出演した女性からは「具体性を欠く」と実効性に疑問の声も上がる。
ギャラは1本100万円。撮影現場では「スター」になれた。
「わたし、認められてる」
かつて10本以上のAVに出たという女性は当時、「ここがわたしの居場所なんだ」と感じていた。
ただ、撮影を終えて帰宅すると寝込んだ。ストレスなのか、肌荒れがひどくなった。
この世界に飛び込んだのは、封印した性被害の記憶が関係していた。
「向こうに猫がいるよ」…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル